何故存在しているのか?
自分自身「足を揉むと病気が治る?」「怪しい」「痛いだけ」「変な新興宗教みたい」足揉みに 対してはじめの印象です。
ただの怪しい民間療法の一つと言う認識でした。 しかし何故自分自身が足もみをすることになったのか?
自分自身が子供時代からアレルギー体質から様々な不定愁訴(冷え、ほてり、むくみ、便秘、イ ライラ、眠れない、だるさ・・等)に悩まされてきました。
一番の悩みは、アトピー性皮膚炎でし た。 大学生になった頃、アトピー性皮膚炎の症状が一気に悪化するとともに、不定愁訴も一気に悪化 していきました。病院へ行きステロイドを処方されて、塗った時はサッと綺麗な肌に一時的に戻 りますが、すぐに悪化してしまいます。
また肌は綺麗に見えても、身体の様々な不定愁訴は抜けて いきません。 自分なりに試行錯誤をしながら様々な健康法を試みました。温泉療法や食事療法や健康体操・・ しかしどれも多少の変化はあっても、大きく改善することには至らなかったです。
自分の身体を治す方法はないか?お金をかけずにできる方法はないか?
そんな中で母親が一人暮らしをしている僕に送ってくれたのが、若石健康法の本と足を揉む棒と フットクリームです。
「たったこれだけでアトピー性皮膚炎が治るか!!」本に書いてあるように治ったら、「医者や 病院要らんやん!」なんてぶつぶつ言いながら信じていませんでした。そのまま数ヶ月は本も読 まず放置してました。 しかし、病院でも治らない、色々な健康法をやっても良くならない、そして身体はどんどん悪化 していく。もう怪しいなんて言ってられない状態まで来ていました。
とにかく本を読み直して、実践してみたところ、自分の体に大きな変化にすぐに気がつきまし た。足揉みを行なった日はぐっす眠れ、朝がスッキリとして、排便もスムーズになります。 これを続ければ、「自分の身体が健康へ向かう」そんな気持ちが原動力となり、毎日毎日足揉み を続けていきました。 そして3ヶ月ほどで、見違えるほど体が改善しました。 お金もなく、医療知識もない19歳が自力でアトピー性皮膚炎を克服したのは、自分自身驚きま した。
そして思いました。
なんでこんな簡単なのにみんな足揉みして健康になろうとしないんだろう? 考えられる理由としては・・
- 初めから信用していない
- 痛みを伴うのではないか?と不安に思う。
- 15センチほどの棒で揉むことは意外に労力がいる。
こんなところだろうか・・ しかし、こんな素晴らしい健康法を覚えて皆んなに教えてあげたい!そんなふうに思いましたが、 周りに話をしても見向きもされなかったのを思い出します。 そして社会人となり一般企業に就職しましたが、足揉みは毎日欠かさず行っていました。 そして社会人生活も3年の月日が流れた時に、『自分の本当にやりたい仕事は何?』そんな思い に駆られました。 学生時代にアトピーを「足揉み」で克服したことを思い出し、これが仕事にできたら最高だなぁ とぼんやりと思い始めていきました。
その時分住んでいた場所は兵庫県でしたが、仕事を辞め岐阜の実家に戻りました。
そして母の通っていた多治見市にある「健康工房 」に始めていきました。
この時プロの施術を始めて受け衝撃を受けました。この時に指導してくれた先生が、幸か不幸か 後に師匠となる古賀賢二先生でありました。圧倒的な話術と知識と施術力と営業力に驚かされま した。 そしてこの出会いが人生の大きなターニングポイントになり、本格的に足揉みの指導者として歩 むことになっていきました。 18歳ぐらいから自分の足を揉み、25歳ごろからプロとして活動して29歳で「健康工房 瑞 浪」を暖伩分けで独立しました。現在令和4年でかれこれ30年ほど足揉みを続けることになる とは、この時は思ってもみませんでした。 また足揉みと並行しながら、柴田式足圧遼道の柴田修志先生のもとで足圧を学び、また若石鹿児 島健康センターの龍玉女先生からメノウラブ健康法を学んでいました。 そして現在「若石健康法・官足法」「足圧健康法」「メノウラブ健康法」の3本の施術を中心と した健康工房 瑞浪に至っております。
わたしたちはどのように世界に貢献できるか? もう30年以上前でしょうか・・。
官足法の創始者である 故 官有謀先生が「日本中の家庭に薬箱の代わりに足を揉む棒に置き換 えて、足揉みをすれば日本の医療費は大幅に減らすことができるだろう!」そんな絵空事のよう な話を講演会で話されていました。
あれから随分月日が経ちますが日本の医療費はどうなったで しょうか? 厚生労働省が令和3年11月9日の発表では過去最高の44超3,895億円に達しています。
病院は増え続けて、町にはドラッグストアが溢れています。官先生が思い描いたような医療費を大 幅に減らすことには程遠い現状です。
確かに医療の進歩によって日本人は長命を手に入れていま す。 ただ長命の内実は、元気に自活できる人、認知症や寝たきりで介護が必要な人というように、人 によって明らかな格差があります。 高齢化社会が進み医療費を押し上げて、寿命も伸びていることにあまり疑問を抱かないかもしれ ませんが、やはり「老いても元気に健康で過ごす!」そこを目指すべきではないでしょうか?
西洋医療の優先が医療費の増大と健康格差の問題を生みました。 医療費の増大の問題と健康格差の問題を解決する時に、東洋医学(養生術)は大きな力となりま す。 東洋医学は長きにわたり中国で皇帝がいつまでも健康で若々しくいられるよう、人々が知恵を絞 り、努力し続けたことで生まれた学問です。皇帝は権力も財力も極まっています。「不老長寿」を 目指す皇帝の健康管理は国をあげての事業といえました。
その東洋医学と西洋医学の融合を目指す若石健康法(官足法)こそ、「不老長寿」にならずと も、「健康に元気に老いる」ことを可能にすると信じて疑わないです。
わたしたちのミッションとは?
健康工房 は「自分の健康は自分で守ろう」そんなスローガンをあげながら30年ほど続けてきま した。
その真意は・・・ 健康で長生きする人と、病気と痛みを抱えながら老いていく人、その違いはどこにあるのか?
実は答えは既に出ています。 「人の命は我にあり、天にあらず」 紀元前571年ごろに誕生した中国春秋時代の思想家の老子の言葉です。解釈はいろいろありま すが、江戸時代の健康指南書である『養生訓』を記した貝原益軒が、著書の中で引用していまし た。
「人の命はもとより天から受けた生まれつきのものであるが、養生を良くすれば長命となり、不 摂生であれば短命となる」 つまり、老子は命の長短、健康、病気、老化は養生次第であると述べています。 薬が体を元気にしてくれるわけではありません。 自分で自分を大切に育てることが自分の健康を守ることにつながります。時には厳しく(労働、 運動、ストレスetc)時には優しく(睡眠、快食、快便etc)育てることが、健康にもつながりま す。
そんなことに気がついてもらえる場所を健康工房 は目指しています。