長崎大学は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者に対し、納豆に多く含まれるアミノ酸の一種である5-アミノレブリン酸(5-ALA)を用いた特定臨床研究を2月4日から開始した。健康、内食機会の増加で市場拡大を果たした納豆業界。今後は、5-ALAへの期待が高まっている。
長崎大学とネオファーマジャパンは、新型コロナウイルス感染症の原因ウイルスであるSARS-CoV-2を用いて、培養細胞で感染実験を行った結果、5-ALAの強力な感染抑制効果を発見した。同研究は、日本時間の2月8日に国際学術誌に正式に掲載された。長崎大学とネオファーマは、引き続き臨床研究の実施を進める。
5-ALAは、天然で合成されるアミノ酸で、その高い生物学的利用能から抗がん療法や健康食品などに使われている。この抗ウイルス効果は、明らかな細胞毒性なしに、ヒト細胞と非ヒト細胞の両方で認められた。そのため長崎大学では、5-ALAがCOVID-19に対する抗ウイルス薬の候補としての研究をさらに進めていく。
5-ALAは、最終的に細胞内のミトコンドリアの中で「ヘム」という物質に変化する。ヘムは、エネルギーを作り出すために必要不可欠なタンパク質の成分「シトクロム」になる。10年以上前から健康食品、化粧品、ペットサプリメント、飼料、肥料に活用されている非常に安全性の高いアミノ酸。
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コロナ対策でいろいろな食品が注目されていますが、5ALAもその一つです。
5ALAも納豆だけでなく日本酒にも多く含まれる事がわかっています。
緑茶や海藻類などとともに、身近な日本食が自然とコロナウィルス対策になっているのは不思議です。
若い人は日本食から離れてしまっているも多いのも、これからは見直していく事も大事だと思いました。
naruse m