インフルエンザが流行ってきましたが、今日はインフルエンザになってよく処方されるお薬「タミフル」についてです。
日本経済新聞2017/07/09
抗インフルエンザ薬のタミフルが、6月に公表された世界保健機関(WHO)の新しい「必須医薬品」リストで「保健システムに最低限必要な薬」から「補足的な薬」に格下げされたと英医学誌BMJが9日までに報じた。
同誌によると、タミフルは2009年にリスト入りした。その後、大人で症状のある期間を約1日短縮するだけで、入院や合併症を減らす効果はないとの研究が発表されるなど、以前考えられていたよりも効果は限定的との報告が出たため格下げになったという。
効果を示す新たな情報が出てこなければ、リストから外す可能性も示唆した。
以上
WHOの最大のスポンサーは製薬会社です。よほどのことがなければこのようなことにならないはずです。
タミフルを処方している国は、アメリカと日本くらいなのですが、実はアメリカも CDC (アメリカ疾病管理予防センター)など医療をつかさどる機関はタミフルを推奨していません。
ということで、「今、タミフルが処方されているのは、ほぼ日本に限定され初めてきている」ということになっているのが現状ではないでしょうか。
10年くらい前の時点で、すでに「世界のタミフルの8割を日本が消費」していました。
データがないので何とも言えないのですが現在ではもっと日本で消費されているのではないでしょうか・・
日本で大量に処方されているタミフルがなぜWHOに支持されなくなったのか・・
それは・・
世界で最も権威のある医学誌『ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(BMJ)』の発表発表がきっかけと思われます。
[タミフルの安全性]
・吐き気と嘔吐 → 成人で 4%、子どもでは 5%に見られた
・頭痛 → 3.1% に見られた
・精神症状 → 1.1% に見られた
[タミフルの効果]
・成人の場合、発症期間が 7日 → 6.3日と 0.7日短縮
・未成年では発症期間短縮の効果は見られなかった
この発表だと大したことなさそうですが・・
よく見てみると・・
これは未成年には効果がなくて、しかも副作用しかないってこと!?
精神症状1・1パーセントって・・・900万人日本で処方されたら、9万人に精神症状が現れるってこと!?
ちょっとこれはインフルエンザにかかりタミフルを処方されたら考えた方が良さそうです。
「そのもらったタミフル・・・子供に飲ませますか!?」
『自分や家族をどう守るか・・・』
これが大切でしょう!!
naruse mituaki