年末になると忘年会やらクリスマス会やらで普段より食べる量が自然と増えていきます。
そうなると気になるのは体重増加です。
先日TV番組の「世界まる見えTV特捜部」でデブウイルスなるものが紹介されていました。
インドで発見されたデブウイルス
1988年当時インドで肥満治療の診療所を経営していた「デュランダー博士」は当時起こった謎のニワトリ大量死事件を見てこう思いました。「死んだニワトリはやせ細る事がなく、みな太って死んでいる。これはある種のウイルスが関係しているのではないか?」、その考えを元に死んだニワトリを調査してみた所「デブウイルス」というべきウイルスを発見しました。
その「デブウイルス」を普通のニワトリに与えてみた所、3週間後には研究対象だったニワトリは丸々と太ってデブと言って良い状態になりました。この事から「デュランダー博士」は「デブウイルス」の存在を確信し、肥満体国アメリカに渡ってさらなる研究を続けようと決意したのでした。
しかし渡米の際に危険なウイルスを国内に持ち込まないように税関でウイルスを没収されてしまった「デュランダー博士」でしたが、執念ともいえる一心でアメリカに存在するウイルスの中にも「デブウイルス」としての資質があるウイルスを見つけ出しました。
そのウイルスの名前は「アデノウイスス36型」、インドで見つけた「デブウイルス」と同じ構造を持つウイルスを発見する事ができました。試しにこのウイルスを人間の構造に近いサルである「マーモセット」に投与して一定期間観察したところ、4倍近くの体重に増えてしまいました。こうなってくると「デブウイルス」は本当に存在しているのではないか?と思ってしまいたくもなってしまいます。
人間に近いサルで結果が出たとしても「デブウイルス」が人間に実際に影響を与えているかは疑問が残ります。そこで「デュランダー博士」が目を付けたのは一卵性双生児、片方は痩せていて片方は太っている一卵性双生児を見つけて太っている方の遺伝子を解析しました。結果は太っている一卵性双生児の方にだけ「デブウイルス」が存在していることが解りました。研究結果に気を良くした博士は太っている人全員に対して「デブウイルス」の検査を行いました。結果としては約3割の方が「デブウイルス」に感染していることが判明したのです。
以上
肥満者の30パーセントはウイルスが影響してるって。。
このウイルスで特効薬を作るってのもいいけど、世の中太れなくて困っている人間が相当数いるわけだし、太るってエネルギーを蓄える能力が高いっていうことを考えると、そのままデブウイルスが欲しいって言う方もたくさんいると思いました。
以前腸内細菌で痩せ菌などをテレビで紹介していましたが、今回はウイルスです。
食べる食べないに関わらず、目に見えないぐらいの菌やウイルスが体に大きな影響を与えているのは間違いないようです。
そのうちにマッスル菌やマッスルウイルスなるものが発見されたらすぐに感染したいものです 笑
nature mituaki