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新型コロナウイルスとスパイクタンパク質

新型コロナウイルスのが流行してもう2年が経とうとしています。

あらためて世界中を震撼させている新型コロナウイルスのと話題になっているそのスパイクタンパク質についておさらいしてみましょう!

 

 

新型コロナウイルスはこんな形をしています。

 

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ウイルスの周りをエンベロープという脂質二重膜がありこれに突き刺さる形でスパイクタンパク質があります。

スパイクタンパク質はウイルス粒子のいちばん外側の構造です。

ヒトの免疫系が抗体を作る時にこのスパイクタンパク質を認識してその形に合わせた抗体を作ります。

 

 

ここで、

『ミニ知恵袋』

エンベロープという構造あるウイルスはアルコール消毒(70〜80%)が有効なんですって!!

コロナウイルスやインフルエンザウイルスなど。

逆に、

エンベロープのないノロウイルスは次亜塩素酸ナトリウム(0、05%程度)が必要だそうですよ。

 

手指のアルコール消毒は大切だったのですね〜

 

 

 

 

新型コロナウイルスは宿主(ヒト)の細胞に侵入してどんどん増殖していきます。

スパイクタンパク質が細胞表面にある受容体(ACE2)に結合して細胞内に侵入していき、

新型コロナウイルスを複製、製造します。

そして炎症性サイトカインが増加してサイトカインストームを引き起こし自分の細胞まで傷つけてしまう現象を起こしてしまいます。

 

 

 

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ということは、

特にACE2の受容体が多く存在する組織、臓器は障害が起きやすいです。

 

血管、消化器、呼吸器、排泄系、生殖系。

 

 

その他に

脳の扁桃体、大脳皮質、脳幹 → 認知機能障害を起こすかも。

 

 

脳幹の橋、延髄 → 延髄呼吸中枢

新型コロナウイルスの感染者に見られる呼吸器系の障害と関係があるかもしれないですね。

 

 

しっかり予防したいですね!!

 

 

 

安田

 

投稿日:2021.10.18|カテゴリー:NEWS,雑記

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