お茶と落雁

 

去年の四月、寒さで延びた桜に感動したのは

「南禅寺」でした

ちょうど柔らかい風が吹くとハラハラと花びらが舞う時で

それはそれは 綺麗でした

 

残念ながら本日は「霧雨」

 

ということで

以前はパスした

「お茶」をいただいてみようかと・・・

 

500円の券を買って

小さな滝の見える部屋に赤色の敷物が数枚

そこに座って待ちます

 

そこから見える景色は雨で緑が濃く見えます

 

隣も その隣も異国の方々

みなさん 日本がすきですねえ

 

そんなに待たずに

お茶がやってきました

一緒に来たのは「落雁」

きなことあんこの落雁だそうです

IMG_0163

 

 

子供の頃は落雁って甘いだけだと

苦手だったのですが

ある時「え?落雁ってこんな美味しかったんだ」

と思ったのがありまして・・・

楽しみです

 

一口 お茶を飲んでから

丁寧に落雁の包みを・・・と思ったのに

(あれ?あかない。和紙強し・・)

で、ビリっとやぶって中味を確保

お茶とのバランスを考えて

小さめに一口

 

確かにきなこ

そして 明らかにあんこ

「美味しい・・・」

 

お茶の苦さの後は余計に引き立つ

まあるい苦みとやわらかい甘さ

お互いが違う優しさを引き立て合っています

 

(こりゃあ 落ち着く)

柄にもなくスローでちまちまと

緑も楽しみながらいただきました

 

「なかなかいい時間だったね」

 

ご満悦で御朱印を買って

南禅寺を後にしました

 

 

結局 いつ来ても、何度来ても

どんな季節でも

京都は色々感じさせてくれるので

 

「やめられまへん」

 

駅についてもまだ口の中は

お茶と落雁の残像

ほんとうに

 

ごちそうさまでした

 

 

近藤 由美子

投稿日:2025.03.12|カテゴリー:NEWS,雑記

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