朝5時。
まだ世界が眠っているような静寂の中、カヌーを川に浮かべました。
空は澄み渡り、木々の隙間から差し込む光が水面に反射してキラキラと輝く。
パドルを静かに水に差し込むたび、音もなくカヌーが滑っていく感覚が心地よく、身体の中にあったざわざわしたものがスーッとほどけていくのを感じました。
目に見える景色も、耳に入ってくる音も、すべてが“生きている自然”そのもの。
普段、私たちはどれだけのものに囲まれ、どれだけの情報に追われているんだろう。
自然の中に身を置くことで、ようやく“自分”を取り戻せたような気がしました。
キャンプチェアに腰を下ろして飲んだ朝のコーヒーは、どんな高級店の味よりも格別。
この何もない贅沢が、こんなにも心を満たしてくれるなんて。
自然は、私たちが“本当に必要なもの”をそっと教えてくれます。
便利さも大切だけれど、忘れてはいけないのはこうした静けさや、五感で感じる豊かさ。
カヌーに揺られながら、自然のリズムに自分をゆだねてみる。
そんな時間を、これからも大切にしていきたいです(´∀`)
naruse m