「医食同源」という言葉は、中国の古典医学に由来します。
“病を治す薬と、日々の食事は、その源を同じくする”。
つまり、健康を守る最良の方法は、薬ではなく食にあるという考えです。
しかし現代社会では、体調を崩すとすぐに薬を飲む事が当たり前になっています。
頭痛には鎮痛剤、風邪には解熱剤、胃腸の不調には整腸薬……。
確かに薬は一時的な症状を抑えることができますが、それは根本的な解決ではありません。(治ると思い飲んでいる人が多数みえる)
本来、私たちの身体には自己治癒力が備わっています。
その力を引き出すのが“食”であり、薬はその補助にすぎないはずでした。
しかし現代は、食の本質が軽んじられ、薬が主役となってしまったのです。
薬を飲む前に、一番はじめに改善出来る事は自分にないか?
そんな気持ちで口に食べ物を運んでもらいたいです。
naruse m