最近、お客さんと話していて、ふと感じることがあります。
「同じニュースを見ているのに、こんなにも感じ方が違うんだな」と。
たとえば、あるお客さんがこう言いました。
「テレビで“○○健康法は効果がない”って言ってましたよ。やっぱりそうなんですね」
その数日後、別のお客さんが言いました。
「SNSでその○○健康法を続けている人がいて、すごく体調が良くなったって書いてました!」
どちらも正直な感想ですし、どちらの情報も一理あります。
でも、まるで“別の世界の話”のように感じることもあります。
昔からあるテレビや新聞(オールドメディア)は、安心感があります。
きちんと調べて伝えてくれている印象がありますね。
一方で、ネットやSNS(ニューメディア)は、実際にやってみた人の生の声がすぐ届きます。
ただし、どちらも「一面」なんですよね。
健康工房に来られる方の中には、
「テレビではやっていなかったけど、実際にやってみたら体が楽になった」
という方もいれば、
「ネットの情報を信じすぎて体を冷やしてしまった」
という方もいらっしゃいます。
だから、どちらかを否定するのではなく、
**“両方を見て、自分の身体の反応で確かめてみる”**ことが大切だと思うのです。
健康の世界は、数字や理論だけでは測れない部分がたくさんあります。
昔からの知恵や、経験から生まれた方法には、
今の科学がまだ追いついていない「人の感覚の知恵」があるように感じます。
健康工房では、そんな昔ながらの足揉みや足圧療法の中に、今の生活リズムに合う考え方を少しずつ取り入れながら、
「自分の体の声を聴くお手伝い」
をしています。
情報があふれる今だからこそ、
スマホをいったん置いて、自分の足や体に触れてみる時間を。
そこにしかない“本当の情報”が見えてくるかもしれません。
成瀬