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山で身体と語り合う

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山を歩いていると、不思議と自分の身体の声がよく聞こえてきます。

最初のうちは景色ばかりに目がいきますが、しばらく登るうちに呼吸の音、足音、心臓の鼓動がリズムを刻みはじめ、

「ああ、今の自分はこうなんだな」と、自然と会話が始まるのです。

急な坂では太ももが熱を帯び、

ぬかるんだ道では足裏が地面を探り、

木の根をまたぐ時には背筋が伸びる。

どの動きも、身体が自然に応えてくれている証拠。

 

それに気づけるようになると、登山はただの運動ではなく、

自然と身体が対話する時間になります。

山の静けさは、心と身体の声を映す鏡のようです。

普段は忙しさの中で聞き逃してしまう“身体のつぶやき”が、

一歩ごとに小さく、でも確かに響いてきます。

この感覚は、日常にも持ち帰ることができます。

歩く時も、座る時も、身体の中に流れるリズムを感じてみる。

「今日は少し冷えてるな」「この動きは気持ちいいな」と、

小さな声に耳を傾けるだけで、身体は応えてくれます。

健康工房での足揉みや足圧も、

まさにそんな“身体との語り”の時間です。

足裏に触れながら、自分の中の自然を感じていく。

山を歩くように、ゆっくりと、身体と仲直りしていく。

身体と会話することは、自分と丁寧に向き合うこと。

その積み重ねが、健康という道を静かに照らしてくれるのだと思います。

 

 

成瀬充暁

投稿日:2025.10.31|カテゴリー:NEWS,雑記

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