8月3日の毎日新聞の記事で・・・・
洗濯に使われる柔軟剤の香りで体調不良を訴える人が増えている。国民生活センターによると、柔軟剤の香りで「鼻やのどが痛くなる」「気分が悪くなる」という相談は、2012年は48件と、09年の5件から急増した。最近の柔軟剤は香りが長く続く「高残香」タイプの製品が人気を呼んでいるが、関係者は過度の使用に注意を呼びかけている。
シックハウス症候群や化学物質過敏症の患者を診ている札幌市のクリニックでは、電車やバスの中、隣の家などから来る柔軟剤の香りで体調不良を訴える患者が増えている。主な症状は、頭痛や吐き気、倦怠(けんたい)感など。渡辺一彦院長は「数年前まではほとんどなかった」と驚く。
大手洗剤メーカーの担当者は、高残香タイプの柔軟剤について「昨年度は売り上げが前年度の1.4倍に伸びた」と話す。このメーカーは年2回の消費者アンケートで、柔軟剤購入の際に重視する点を尋ねているが、05年以降はほぼ一貫して「香りがよい」がトップ。柔軟剤本来の目的である「肌触りよく仕上がる」などを上回り、11年下期の調査では7割近くに上った。
洗濯の際にメーカーが想定する使用量を上回る量の柔軟剤を使う消費者も多いという。別のメーカーの製品には「香りをもっと楽しみたい時は好みに合わせて使用量を増やして」と記載され、ウェブサイトで「使用量の目安の2倍程度を上限とする」とアドバイスを掲載している。
一方、神奈川県が11年、国内外の柔軟剤15点を洗濯時の濃度に薄めて香りを調べたところ、香りの強さを示す臭気指数は、大半の製品で、県が定める住宅地での工場排水の規制値並みだった。
(感想)
この記事を読んで思うことは、日常生活の中に似たようなものがたくさんあり、それにより体調不良を起こすことがあるということです。
例えば玄関、車、トイレ、リビングなどの芳香剤など、生活空間のあらゆる場所で体内ホルモンバランス・自律神経バランスの乱れ・アレルギーを引き起こす物質があふれているのです。
化学物質が24時間カラダを刺激しつづける危険性は認識しておくべきだと思います。
自分自身が元々アレルギー体質なので科学物質に特に敏感で気づきますが、そうでない方でも間違いなく影響をうけています。
頭痛がある、よくわからない不定愁訴があるなど、もしかしたらその原因が『いい匂い』かもしれません・・・・
ナルセミツアキ